2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

右三つからの手紙…歴史問題についてのドキュメント

映画お好きな方は多くても、ドキュメンタリー映画を好んでみられる方というのは私の周りでも少ない方なんですが、私なんかは、へたすると、通常のものよりも面白がって見てるほうかもしれないですね。 もともと日本のドキュメンタリー映画ものとか、市川崑さ…

右三つからの手紙~英国映画見てみたよ「…見殺し、それが文化というものの本質なのである。」って言葉に意識されて…(DVD評)

「…見殺し、それが文化というものの本質なのである。」哲学者Kさん これ、私の先輩にあたる、ある哲学者の方の言葉なんです。ベルトリッチの映画に寄せたコメントでの言葉。さすがに哲学者だけあって、本質を掴み出しているといいますか、切り取っていて、い…

香川の中心で『世界』を注文して叫ぶ…

さて、皆さんは、月刊の雑誌『世界』をご存知でしょうか。 そうです、あの岩波書店の雑誌です。いわゆる「岩波教養主義」って言うくらいおかたいイメージもありますが、実際お世話になった社会科学・人文系の先生方のお勧めもあり、学生時代は、岩波文庫や新…

施設見学~四国少年院を見学してきました

職場のある方から、お誘いがあり、四国少年院の施設見学に行ってまいりました。午前9時15分から12時くらいまでということで、電車で数駅、到着した最寄駅から徒歩で向かいましたが、どうも会場案内の地図が自動車向けだったらしく、ちゃんと調べもしな…

密林通信~『地方消滅』よんでみたよ(書評です)

なにやら久々の投稿となりました。やはり秋は、勤務先用務も学術活動も、色々と忙しくなりまして。なにせ推薦入試というのは11月1日より以降で実施するというルールがございまして、これからは入試のシーズンもやってまいりますし、授業の方もこれから年…

密林通信~共同のツールとして「政治」を信じることができるか?吉田徹( @yoshidatoru )さん『感情の政治学』読んでみた(書評です)

どなたかおっしゃてたんですが、「島本和彦さんの本を読むと、読後に本を閉じて行き場のない未消化のテンションで悶々とする」という話があるのですが、いい本、それも課題を共有しているような近接ではあるが異分野のいい本に巡り会うと、同じような気持ち…