2013-01-01から1年間の記事一覧

書評的なもの:哲学者の慰め方

思えば、昨日2013年最後に行こうと思っていた古書店、しかもBO○K○FFのようなお店を野良犬のように徘徊し、105円均一の本棚の周りをふらふらとまわってしまったことが、そう「しまったこと」が、この書評的なメモ書きを書くきっかけとなった。そうこのエント…

映画にまつわるレンタルDVDの???な話。

ちょっといい?な話 「テラヤマ・オサム」なる監督の「書を捨てよ、街に出よう」のDVDが届いたと、某大手レンタル店から連絡があり、さっそく行ってみる。私としては寺山修司監督作品が借りたかったのだが、そんなタイトルもおんなじで、「テラヤマ・オサム…

映画評:「血を分けた関係」についての表現(園子音さんの『紀子の食卓』と『地獄でなぜ悪い』)

えーと、年末進行のため、書類作成と正月明け原稿に追加うデータ入力でてんてこ舞いのはず…なのに、『地獄でなぜ悪い』以降、園さんの作品が気になって、気になって、本当に気になったので、いまさら『紀子の食卓』見直して見ました。なんでかというと、園さ…

密林通信:お題・ほめる目的で10冊の書評をかけ

ご無沙汰しております。 すっかり年末進行ですが、いががおすごしでしょうか。 今年は何とか年賀状まにあいました。別の方法に人類のステージが進化することを願ってはいるんですが、こればっかりは年賀状のやり取りだけでしかつながれない方々もいるのでや…

映画評:いまさらですが、想田監督( @KazuhiroSoda )の『選挙』を見てみました…

いやー堪能しました。 『選挙』。2005年秋の川崎市議選挙、しかも補欠選挙に自民党公認候補として当時立候補した山さんこと山内和彦氏の選挙活動を密着したドキュメンタリー映画。 もうこういう書き方をしてしまうと何の魅力もないんですが、ぜひご覧くださ…

お久しぶりに(映画評)「地獄でなぜ悪い( @play_in_hell )」は悪いか?!あるいは厨二病との付き合い方

お久しぶりです。 どうも学会から帰ってバタバタとしておりまして、この間、岡田斗司夫さんが自身のビブリオトークイベントで紹介された本を買ってみて読むというかながめたら、非常に面白かった話とか、学会のお話とか、書きたいこといろいろはあるんですが…

映画評:#spec -結-見てみたよ…世界は終わるのかどうかわからないが、セカイは続く(ケイゾク)

世界は終わったのかどうかわからないが、セカイは続く… うーーん、あ堤監督は、これやりたかったのか…うーーん。 思えば今から10年以上前なのか、「ケイゾク」のころ、ちょと世紀末的というか末世的というか、そういった中で「自分の感覚の正義感・倫理感」…

お休みですが、「地方」を考える…7 國分功一郎さん @lethal_notion 『来たるべき民主主義』を読んで

少し前に読んだ本ですが、12月のある学会で、地方や都市と文化運動についてのコメントをすることになったので、その整理も兼ねて…。 ちなみに、月二回ほんと雑誌の合評をしている私のUST配信でも取り上げさせてもらったので、こちらもお目汚し(10分毎に分割…

映画評:「蓬莱の玉の枝を求めることと、マドレーヌを求めることは等価か?」 #かぐや姫 見てみましたー (ネタバレ)

まあネタバレも何もないですが、内容に触れざるを得ないので、お気になさる方はその点ご留意ください。という以前に、竹取物語、かぐや姫が原作だからなぁ…。 作家であり、オタキングである岡田斗司夫さんは、「すべっている部分」があるとご指摘になってお…

映画評:ハンナ・アーレント見てみた(思いのほかネタバレですw)

おそらく、主演女優と監督が、映画『ローザ・ルクセンブルグ』でのコンビと知らなければムリして見なかったでしょうに。以前「もうアレントについては小食気味なので…」等といっておりましたが、結局見てしまいました。 会場は大阪のさる劇場でして、11月23…

仕掛け人の一人にの歴史を聞く… 香川短期大学公開講座 「webと続・宇多津町誌でたどる宇多津学」

さて、さて、昨日の報告もしなきゃですが、その前に、先週行われたわが職場の公開講座でお話しいただいた香川県庁文化振興課の佐藤竜馬さんのお話の動画を公開いたします。 佐藤さんは、讃岐国府の位置の確定に従事するなど、歴史分野での専門職員でありなが…

密林通信(書評です):渡邉英徳( @hwtnv )さんの新著『データーを紡いで社会につなぐ』

広島アーカイブ等でご活躍されている、首都大学東京渡邉英徳さん(特にネットでのやり取りを最近しただけなのに「さん」ずけですみません)が新刊を出されるということで、早くから密林様に予約していたのですが、発送先を職場にしていたために、休みなどと…

映画評:映画『そして父になる』 ( @soshitechichi )を、そして見る(多少ネタバレ)。

そう言えば、『凶悪』以外にも、最近見た映画評を忘れないうちに。 カンヌの報道でも一時期話題になていた是枝監督の『そして父になる』も最近見ておりました。 はきり言って感動しました。後半30分は、泣くかと思いました。めったに映画で泣くということは…

映画評:『凶悪』( @meicho24 )見てきました(多少ネタバレ)ー一カ月ぶりに更新w

いやーなんか10月はいってバタバタしまして、ご無沙汰しております。久々の日記です。 そして、そのネタが映画『凶悪』ということでして…すでに都市部では9月に公開されておりましたが、私の地元では単館系で11月初めに上映です。 http://www.kyouaku.com/ …

こんな本も…

90年開始ですか… ときに最近の金持ちさんたちを見ていると、経済的利益と文化がすれ違うものかと思っちゃうんですが、本来はお互いが求め合うと、非常に得難い「なにか」が残るというお手本のような番組でしたね…私は自分の環境で見れるようになったのは95年…

久々の日記で本の紹介

水曜は本の紹介の日らしいので、ちょうど最近読み終わった二冊を紹介。 「若者」とは誰か: アイデンティティの30年 (河出ブックス 61) 浅野 智彦 http://www.amazon.co.jp/dp/4309624618/ref=cm_sw_r_tw_dp_dnPxsb0QF7X98 ウェブ社会のゆくえ―<多孔化>した現…

たまに珈琲ネタなど…コーヒーの日カウントダウン4

さて、いよいよ、珈琲の日でした。 今回こちらで再掲する、「アロマ生活(6)」では、とある文才のある珈琲屋さんが中心のお話です。札幌時代にもうわさは聞いていたのですが、結局伺うことになったのは四国に来てから。 その珈琲屋さん曰く、「珈琲好きに…

たまに珈琲ネタなど…コーヒーの日カウントダウン3

さて、いよいよ明日、珈琲の日ですね。なんのことはない、珈琲取引の年度初めと言ってしまえばそれまでなんですが、そこはそれ、珈琲好き、いや珈琲数奇にとっては、この日が近づくと何かしらむず痒く刺激されることがあるし、またそういったことを意図する…

チャーリーさんの著書『ウェブ社会のゆくえ』の書評会に行ってみた #kansai_ct #GACCOH

ウェブ社会のゆくえ―<多孔化>した現実のなかで (NHKブックス No.1207) 作者: 鈴木謙介 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2013/08/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (6件) を見る えーと、学生時代の関わりも入れると、20数年にわ…

たまに珈琲ネタなど…コーヒーの日カウントダウン3

いやー本日は大阪に出かけて、さる研究会というか交流会というか、どちらにせよいい意味で宿題をいただいた会に参加できたのですが、まあついでといいますか、そりゃやはり神戸を通過はできないですし、なんなら桜ノ宮でのバール・ウーノ、西宮でネルドリッ…

たまに珈琲ネタなど…コーヒーの日カウントダウン2

さて、前回、2011年に某SNSに掲載した「アロマ生活」という珈琲ネタのエントリーをこちらでも公開しました。 自家焙煎でもなく、もちろんスペシャルティーでもなく、おしゃれなカフェでもない、そんな何の変哲もない「喫茶店」にも、もちろんですがドラマが…

ポレポレ東中野 @Pole2_theater で、映画:立候補 @ritsukouho 見ましたー(映画評です)

えーもっか四国は豪雨でひどい状況のようですが、現在社会情報学会参加のために「帝都」に来ております。 で、非常に気になっていた映画と映画館がありましたもので、どうせ四国では見れないかもと思い、ちょっと遅めの会にぎりぎり間に合ったので見てまいり…

ネトウヨについて勉強してました…「国家主義」という課題…(本のご紹介)

三連休スタートだったようですが、皆様いかがお過ごしですか?。 本日は、勤務、明日は京都出張で、私は幸いながら月曜日はお休みがいただけそうです。 既にご報告をしましたが、9月15,16日は東京出張でまあちょっと体験できない体験ということで、台風によ…

たまに珈琲ネタなど…コーヒーの日目前

10月1日の珈琲の日に関しての連投を少し。もともと某SNSでコーヒーなどのことについて書いていたノート「アロマ生活」をこちらでも再投稿します。 さて、珈琲好きとしては、ついつい名店や最先端の焙煎など、気になるところですよね。 しかし、1970年代、当…