密林通信~必要なのは商店かそれとも商店街か? 辻井啓作 さん『なぜ繁栄している商店街は1%しかないのか』を読んでみた(書評です)

 皆さん、皆さんの街に商店街ありますよね?ちなみに私の住んでいる香川県には、私が住んでいる丸亀市の商店街と、丸亀市から20キロほどある県庁所在地高松市丸亀町商店街という、名前だけ似ていて全く違う商店街があります。もともと今を去ること数百年前丸亀藩の時代に商人たちが栄えた町からリクルートして高松に移住させたというところから、丸亀町となったと聞いたことがあります。

 で今どうなっているかというと、失礼ながら、丸亀市の商店街はほとんどがシャッター街。登下校の生徒さんが少ない時間帯は、全速力で突っ走ってもだれにもぶつからないかもしれません。一方の丸亀町商店街の方は、人通りの関係で全面自転車走行禁止(手押しでは通行可)にもかかわらず人通りも多く、ある区画の上階には分譲マンションも開発し今後も人通りが増えるであろう商店街として全国的にも有名になっています。

 こちらの丸亀町商店街の広報マンとっおっしゃる古川さんにお話を伺い、この商店街の実践をうかがってきましたが、その凄さが、この本を読んではっきりしました。なぜなら、この本では、全国に1万以上もあるとされる商店街の状態がどのようであるのか、そして課題はどこにあるのか、そういったことを商店街開発や調査にかかわった筆者の立場から明らかにしているからです(もちろん他にも多角的な視点は必要でしょうが)。

 

続きはこちら↓

http://blog.livedoor.jp/apoly1998/archives/51985087.html