ポレポレ東中野 @Pole2_theater で、映画:立候補 @ritsukouho 見ましたー(映画評です)

えーもっか四国は豪雨でひどい状況のようですが、現在社会情報学会参加のために「帝都」に来ております。

 

 

で、非常に気になっていた映画と映画館がありましたもので、どうせ四国では見れないかもと思い、ちょっと遅めの会にぎりぎり間に合ったので見てまいりました。

 

 

映画の題名は『立候補』。2011年の大阪府知事選挙に立候補した7名のうち、「泡沫候補」と呼ばれた4名とガンで出馬断念された羽柴秀吉氏、特になかでもマック赤坂氏の未着した動画が多用された映画でございました。

 

 

幾つか見せ場もあって、これはというところを言いたい点もあるのですが、ネタバレしない程度にまずは総評ですが、これは見るべき映画であったと思いました。特にネット選挙や「ネトウヨ」等のことをいろいろ調べていた私にとってはいろいろと参考になりました。

 

 

あと、2007年の都知事選である種のアジテートで話題になった外山氏のインタビュー、マック赤坂氏のバイト運転手から後に秘書となる櫻井氏、大阪府知事選に立つ300万円の供託金を支払った方々の悲喜こもごもを時頼インタビューをクロスさせながら、彼らの「生活」と「政治」がどのようにかみ合ってどのようにかみ合っていないか、描き出しているように見えました。

映画「立候補」

 

 

印象的なのは、やはりラストの大阪府知事選最後の維新の会の当時候補者だった松井現知事の演説会に殴り込みよろしく秘書と二人で「スマイル党」と書いたロールスで対抗演説しようとしたり、2012年12月秋葉原の衆院選での自民党安部総裁の応援の街頭演説へもこれまた押しかけるマック赤坂勢(といってもご本人と秘書と息子さん。対する自民党応援市民の皆さんは秋葉原をずーーととりかこんでいるのでした…)。最後のこの映像見るだけでも価値がありますなぁ…。

 

 

選挙における知名度、ポピュリズムといわれたとして、それも一つの決定の制度としてルール化されている以上、「運営している」訳なんですが、マック先生なんざ、ポーンとそんな常識を覆し、テロップで「※選挙区域外」なんて入れさせるようなところで勝手に演説はじめてしまう。そしてどちらもひどい「帰れコール」を浴びるという、しかもその顛末もわかってるのに…。

 

後、ただ、画像のわざとあらい所とか、ちと見せ方のターゲット層が「あざといですね、監督」というぐらいちゃんとしているところがあって、それは好き好きでしょうね。私は嫌いじゃないですよ。

 

あ、で、大阪の時のマック氏の政見放送がこれ。「10度20度30度~」とか、「マイナスからプラス!」とか…いやー真面目なんだなという点はわかりました。でも息子さん同様、どうしてその戦略?という点は今でも納得しようがないのですが…。


マック赤坂・政見放送(2011年・大阪府知事選挙) - YouTube

 

 

色々な場面は違うのですが、何かの周年というか執着という点で、行きゆきて神軍の奥崎健三さんを少し思い出した次第。予備知識があってもなくても、今の日本の選挙制度を少し斜めから我々の現前に差し出してくれる、そんな秀作でした。

 

 

 

そしてそして、ポレポレさん、なんか面白そうな映画をいっぱい特集されていていやーこんな映画館が近くにあったら楽しんだろうなぁーとチラシを持って帰ってきましたー。いくさなか、東中野銀座をずーーとお歩いて行ったんですがいいですなーそして定番の富士そばもあるしw。久しぶりに多少毒っ気のあるそれもドキュメント映画を見れて満足。

ポレポレ東中野

 

 

さて、さて、明日は列車動くのかしら…おやすみなさい。